BÀI ĐỌC: 

僕は学校が好きだった。毎日わくわくしながら学校に通ったものだ。学校にはいやな奴も大勢いたが、好きな友達がそれ以上沢山いたからである。向こうは僕のことをどう思っていたのかは分からないが、構わなかった。僕はかってに彼らのことを友達だと思っていたのである。

友達を作る、とよく言う。あの頃先生や親は僕によく「いい友達をいっぱい作りなさい。」と言っていた。僕は彼らがそう言うたびに①「それは違う。」と心の中で反発_（注1）したものだった。友達は作るものじゃない、と今でも思っている。友達を作るなんて第一友達に対して失礼だと思った。第二に作った友達は偽物のような気がしたのだ。

僕は友達は作るものではなく、自然に出来るものなのだと思う。僕にも友達が出来なくて辛い時期があったけれど、僕は決して友達を作ろうとはしなかった。つまり無理して誰かに合わせたりしてつきあうことはなかったのだ。僕はいつも自然にしていた。大人になってから、ああ、あの頃あいつは僕の友達だったのだな、と思い知らされた_（注2）奴もいた。その頃は喧嘩ばっかりしていたからである。後になってそうやって分かる友達もまたいいものだ。

（中略）

大人になった今、僕は学校を失ってしまった。毎日楽しみにしていた学校はもうない。社会にでてから今日まで、僕は孤独に仕事をしてきた。それでも一生懸命仕事がやれたのは、ふりかえると僕には素晴らしい仲間たちが大勢いたからなのだ。②彼らと過ごした自然な日々は、僕の人生において大いなる大地となっている。そして僕はそこからすくすくと伸びる一本の木なのだ。僕の根っこは彼らと繋がり、僕は空を目指している。

（辻仁成『そこに僕はいた』による）

（注1）反発する：反抗して、受け付けない

（注2）思い知らされる：強く思わされる

①「それは違う。」とあるがどういうことか。

1.  本当の友達は、決して意図的に作るものではない
2.  いい友達を作ることは、それほど簡単なことではない
3.  互いに友達だと思えなければ、本当の友達とは言えない
4.  新しく友達を作らなくても、すでに友達は十分にいる

②彼らとは誰のことか。

1.  一緒に仕事をしてきた人たち
2.  人生で出会ったすべての人たち
3.  学校にいた頃に出会った友達
4.  学校や仕事で繋がっている友達

大人になった筆者にとって、友達とはどのような存在か。

1.  今も一緒にいて多くの経験を共にしている
2.  今でも心の支えになってくれている
3.  そばにいて見守ってくれている
4.  孤独になったときこそ思い出される

僕は学校が好きだった。毎日わくわくしながら学校に通ったものだ。学校にはいやな奴も大勢いたが、好きな友達がそれ以上沢山いたからである。向こうは僕のことをどう思っていたのかは分からないが、構わなかった。僕はかってに彼らのことを友達だと思っていたのである。

Tôi đã rất thích trường học. Tôi là người hàng ngày đều đến trường trong sự háo hức. Bởi vì mặc dù có rất nhiều đứa đáng ghét ở trường, nhưng những người bạn yêu quý thì nhiều hơn nhiều. Tôi không rõ là phía họ nghĩ như thế nào về mình, nhưng tôi cũng chẳng quan tâm (構わない）. Tôi trước kia đã nghĩ họ là bạn. 

友達を作る、とよく言う。あの頃先生や親は僕によく「いい友達をいっぱい作りなさい。」と言っていた。僕は彼らがそう言うたびに①「それは違う。」と心の中で反発_（注1）したものだった。友達は作るものじゃない、と今でも思っている。友達を作るなんて第一友達に対して失礼だと思った。第二に作った友達は偽物のような気がしたのだ。

Người ta thường nói: Kết bạn.  Giáo viên hay bố mẹ lúc đó cũng hay nói với tôi là: “Hãy kết thật nhiều bạn tốt”. Mỗi lần mọi người nói như vậy, trong thâm tâm tôi lại phản bác lại rằng ” Điều đó khác”. Bây giờ tôi vẫn nghì bạn bè không phải thứ để tạo ra. Tôi nghĩ sẽ thật thất lễ đối với người bạn đầu tiên mà đã kết bạn. Tôi cảm thấy người bạn mà mình kết thứ hai như thể là giả tạo  (偽物＿ぎぶつ）

僕は友達は作るものではなく、自然に出来るものなのだと思う。僕にも友達が出来なくて辛い時期があったけれど、僕は決して友達を作ろうとはしなかった。つまり無理して誰かに合わせたりしてつきあうことはなかったのだ。僕はいつも自然にしていた。大人になってから、ああ、あの頃あいつは僕の友達だったのだな、と思い知らされた_（注2）奴もいた。その頃は喧嘩ばっかりしていたからである。後になってそうやって分かる友達もまたいいものだ。

Tôi không phải là người tạo ra bạn, mà là người kết bạn một cách tự nhiên. Mặc dù cũng có những thời kỳ chật vật mà tôi  không thể kết bạn. Nhưng tôi nhất quyết không có ý định (~ｖようとする） tạo ra bạn. Nói tóm lại, tôi chưa từng hẹn hò hay ép buộc mình hòa hợp với ai đó một cách miễn cưỡng. Tôi cũng lúc nào cũng làm chúng đến tự nhiên. Khi lớn lên, có những anh chàng nhận ra anh ta là bạn của tôi hồi đó. Bởi vì hồi đó chúng tôi chỉ toàn cãi nhau. Sau đó lại thành bạn tốt vì hiểu ra. 

（中略）

大人になった今、僕は学校を失ってしまった。毎日楽しみにしていた学校はもうない。社会にでてから今日まで、僕は孤独に仕事をしてきた。それでも一生懸命仕事がやれたのは、ふりかえると僕には素晴らしい仲間たちが大勢いたからなのだ。②彼らと過ごした自然な日々は、僕の人生において大いなる大地となっている。そして僕はそこからすくすくと伸びる一本の木なのだ。僕の根っこは彼らと繋がり、僕は空を目指している。

大人になった筆者にとって、友達とはどのような存在か。